久しぶりに良書に出会えたので紹介。
毎週のように、レビューを書いておりますが、意識的にスピードアップをした結果、消化が早くなり自分の中でグッドスパイラルが生まれています。
最近は、経営、マーケティング、業界知識など「適用型の本」、自伝や普遍的心理を扱う「底流型の本」を交互に読み進めており、 ドラッカー関連の本を読み進めておりましたが、どうも会社のサイズ感に合わない部分というものを感じておりました。
例えば、会議の件など、弊社では既に必要最小限に自然と収まっている。会議のコストという云々よりも個々がそれぞれ、自立して業務に取り組んでいてくれています。
そんな中でこの「小さなチーム、大きな仕事」という本は、少数精鋭で大きな利益を上げている企業としての経験を惜しげもなく披露してくれています。 これは、そのまま応用が出来る「適用型の本」であり、経営の考え方の元ともなる「底流型の本」両方の要素を含みつつ、現在のステージ、サイズに合うものが非常に多かったので共有です。
著者が経営する37signalsという会社名は、この本で初めて知ったのですが、同社が提供するサービス「camp fire」や日本人が開発したプログラミング言語「Ruby」のフレームワークである「Ruby on Rails」を提供しているということで驚きました。
IT業界に携わるものであれば、「Ruby on Rails」の名前の方が有名ではないでしょうか?
抜粋
以下、抜粋
会社の規模なんて気にしない
ものすごく自戒。人数なんて関係ない。会社を大きくすることによるスケールメリット以外の言葉を教えてくれというように、その人にあった、サイズがあるってもので弊社はもっともっと大きくしないと実現出来ないビジネスを描いているが、1万人にしたいとも思っていない。
ワーカホリックはバカげている
これに関しては、燃え尽き症候群や生産性を引き合いに出しているが、このような論調にははじめの一歩、鴨川会長の言葉をいつも思い出す。
努力した者が全て報われるとは限らん。 しかし、成功した者は皆すべからく努力しておる!!
また、論理的に考えると
生産=生産時間(h)×生産性(個人の能力∞)
でしかないので、生産性が著しく高い人以外は、Work Hardをするしかない。もちろん、生産性を高める(睡眠、食事、教養、ツール)施策は怠ってはならないという前提を付け足しておきます。
「時間がない」は言い訳にならない
はい、当たり前です。失礼しました。
外部の資金は最終手段
こちらについては、この項目だけで、ブログが一つ書けるくらい思いを持っているので、詳細は割愛しますが、書いてあることはすごく共感です。あくまでも手段として、捉えるべきという前提は変わりません。
必要なものは思ったより少ない
人、物、本当に必要?本書内でも「人を雇う」という章で言及されているが、「まずは自分自身から」「限界で人を雇う」ということをこれからも実践していきます。
マーケティングは部署ではない
何かのコミュニケーションの手段があるのなら、マーケティングはできる。是非この意識をみんなにも持って頂きたい。
文章力のある人を雇う
ソーシャルな世界が広がり、発信が容易になればなるほど、発信の数が増える。より強烈な発信が出来なければならない。それを実践する場がこのブログです。
なるたけ早くは毒
すいません。私も陥りがちです。英語でいうとASAP(as soon as posible)でしょうか。 当たり前なんです。誰しも一生懸命働き、早く終わらせたいのです。どれも至急と言ってしまっては、どれもが普通なんです。ルールを作りましょう。
まとめ
私の思いがあって、既に取り組んでいる発信をするという意味でのブログであったり、資金調達の考えかたといったところまで、共感出来る部分が非常に多く、みんなにも是非読んで頂きたいです。