第1夜 トラウマを否定せよ
なぜ「人は変われる」なのか
人は怒りを捏造する
過去に支配されない生き方
あなたの不幸は、あなた自身が「選んだ」もの
人は常に「変わらない」という決心をしている
第2夜 すべての悩みは対人関係
なぜ自分のことが嫌いなのか
劣等感は、主観的な思い込み
自慢する人は、劣等感を感じている
人生は他者との競争ではない
非を認めることは「負け」じゃない
「人生の嘘」から目を逸らすな
所有の心理学から使用の心理学へ
第3夜 他者の課題を切り捨てる
承認欲求を否定する
「あの人」の期待を満たすために生きてはいけない
「ゴルディオスの結び目」を断て
対人関係のカードは、「わたし」が握っている
第4夜 世界の中心はどこにあるか
個人心理学と全体論
対人関係のゴールは「共同体感覚」
叱ってはいけない、ほめてもいけない
自分には価値があると思えるために
人は「わたし」を使い分けられない
第5夜 「いま、ここ」を真剣に生きる
自己肯定ではなく、自己受容
信用と信頼はなにが違うのか
仕事の本質は、他者への貢献
「特別な存在」でありたい人が進む、ふたつの道
ダンスするように生きる
無意味な人生に「意味」を与えよ
抜粋
- みかけの因果律
- 人生に生きる意味などない。人生とは今という瞬間が連なって出来上がっていくもの。今という瞬間、瞬間を大切にしなさい。
- あなたが不幸なのは、過去や環境のせいではありません。ましてや能力が足りないのでもない。あなたには、ただ勇気が足りない。
- 現在は自分の経験によって決定されるのではない
- 経験に与える意味によって自らを決定する
- 他者から承認を求めてはいけない
- われわれは他者の期待を満たすために生きているのではない
- 他者もまたあなたの期待を満たすために生きているのではない
- 他者の課題には介入せず、自分の課題には介入させない
- 他者の視線を気にするのは他者への関心ではなく自己への執着
- 賞罰教育はいけない(ほめてはいけないし、叱ってもいけない)
- 人はほめられることで「自分には能力がない」という信念を形成する
- すべての対人関係を横の関係とする
- 我々を苦しめている劣等感は「客観的な事実」ではなく「主観的な解釈」
- ひとりでも縦の関係を築いているとしたら、あらゆる対人関係は縦になってしまう
- 自由とは他者から嫌われること
- 共同体に対して積極的にコミットすることで所属感を得る
- 人は自分には価値があると思えた時にだけ勇気を持てる
- 他者貢献は私の価値を実感するためになされるもの
- ワーカホリックの人は仕事を口実に他の責任を回避しようとしている
- 承認欲求を通じて得られた貢献感には自由がない
- 他者に貢献するという導きの星さえ見失わなければ、迷わないし何をしてもいい。
- いま、ここを生きないことは人生における最大の嘘